『夏の大会に向けて』
OB会会長・小林 正人

 いよいよ夏の大会が、間近に迫ってきました。選手の皆さんも大会に向けて気持ちも高まってきていることでしょう。また、三年生にとっては、最後の大会ということで試合にかける意気込みは、一層強いものになっていると思います。この大会は、テレビ・新聞等で報道され、たくさんの人々が多くの関心をもって注目しています。そのような中で戦えることを幸せに感じ、今まで支えてくれた先生方、父母、そして仲間に感謝し、臨んでもらいたいと思います。私も二十八年前、夏の大会を経験しました。しかし、結果は一回戦負けということで、一度も校歌を歌うことなく終わってしまいました。その悔しさは、毎年この時期になると必ず思い出します。選手のみなさんには、そのような思いは決してしてほしくありません。一戦一戦、絶対に負けないという気持ちで戦い、そして最後には、甲子園出場という切符を勝ちとってほしいと願っています。しかし、この大会は、トーナメントで、対戦するチームも当然負けないつもりでむかってきます。当たり前のことではありますが、ピッチャーがよいチーム、よく打つチーム、いわゆる技術力の高いチームが強いのは当然ですが、島高は、是非「チーム力」で勝っていってほしいと思います。私が思う「チーム力」とは、試合に出ている選手だけでなく、全ての部員が、どんな状況になっても、本気で絶対に勝つという気持ち、最後まであきらめない気持ちを持っていることだと思います。その気持ちがあれば、どんな強豪校が相手でも負けることはありません。今までやって来たことを信じてがんばって下さい。最後に、平成二十一年の夏が終わったとき、今年の夏は、本当によい夏だったと思えるように、しっかりと準備し、全力でプレーしてもらいたいと思います。島高野球部の健闘を祈っています。

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